断熱業界の新たなデコンストラクター出現の可能性
一条工務店がトリプル樹脂サッシで経済産業大臣賞を受賞したのも今は昔。
この時、YKKAPやLIXILのような窓を作って売っていた会社からしたらハウスメーカーにしてやられるとは思ってもいなかったはず。
このデコンストラクションが、新たに出現する可能性が高まっている。
その素材技術革新の名は、エアロゲル‼️
その特徴は、Wikipediaから下記に引用します。
シリカエアロゲルは非常に低い熱伝導率(およそ0.017 W/(m·K))を持ち、優れた断熱性を示す。融点は1,200 ℃。この高い断熱性は、熱が伝わる方法である対流、伝導、放射の3方法のほとんどを遮断することにより実現している。
熱が伝わる3方法のほとんどを遮断し、透明な素材‼️
もうお分かりでしょうか。
窓ガラスのガラスの間にアルゴンガスやクリプトンガスを封入していたこれまでに代わり、このエアロゲルを入れるんです。
赤外線も通さないということは!
吹き抜けのデカい窓に夏の直射日光ガン当たりでも家の中は明るいだけで暑くならないんですよ。
凄すぎるのはここから。
この技術は量産化できず高価なのでこれまでスペースシャトルとか限られた分野で使われてきたのですが、とうとう日本のベンチャー企業が量産化に目処が立ち昨年YKKAPとタッグで玄関扉の開発をしていた事がニュースになりました。
そして、そのエアロゲルの熱伝導率は、驚異の0.012
W/(m·K)です。
グラスウールの3倍断熱性能が高く
一条の硬質ウレタンフォームでさえ0.020 W/(m・K)なので約1.6倍も断熱性能が優れている。
しかも、素材の96%が空気なので軽い!
これがYKKAPの窓ガラスや玄関ドアに入れば採光性と断熱性が両面で実現でき、一気に人気商品になるはず。値段にもよりますが…
真冬の窓ガラスの結露ともいよいよお別れの日が近いかもしれません。
一条工務店もエアロゲルの技術開発を是非ともして欲しいものです。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。