somy2020620のブログ

その時々の面白い事を紹介します

断熱業界の新たなデコンストラクター出現の可能性

一条工務店がトリプル樹脂サッシで経済産業大臣賞を受賞したのも今は昔。


この時、YKKAPやLIXILのような窓を作って売っていた会社からしたらハウスメーカーにしてやられるとは思ってもいなかったはず。

このデコンストラクションが、新たに出現する可能性が高まっている。


その素材技術革新の名は、エアロゲル‼️

その特徴は、Wikipediaから下記に引用します。

シリカエアロゲルは非常に低い熱伝導率(およそ0.017 W/(m·K))を持ち、優れた断熱性を示す。融点は1,200 ℃。この高い断熱性は、熱が伝わる方法である対流伝導放射の3方法のほとんどを遮断することにより実現している。


熱が伝わる3方法のほとんどを遮断し、透明な素材‼️

もうお分かりでしょうか。

窓ガラスのガラスの間にアルゴンガスやクリプトンガスを封入していたこれまでに代わり、このエアロゲルを入れるんです。

赤外線も通さないということは!

吹き抜けのデカい窓に夏の直射日光ガン当たりでも家の中は明るいだけで暑くならないんですよ。

凄すぎるのはここから。

この技術は量産化できず高価なのでこれまでスペースシャトルとか限られた分野で使われてきたのですが、とうとう日本のベンチャー企業が量産化に目処が立ち昨年YKKAPとタッグで玄関扉の開発をしていた事がニュースになりました。

そして、そのエアロゲルの熱伝導率は、驚異の0.012

W/(m·K)です。

グラスウールの3倍断熱性能が高く

一条の硬質ウレタンフォームでさえ0.020 W/(m・K)なので約1.6倍も断熱性能が優れている。

しかも、素材の96%が空気なので軽い!


これがYKKAPの窓ガラスや玄関ドアに入れば採光性と断熱性が両面で実現でき、一気に人気商品になるはず。値段にもよりますが…

真冬の窓ガラスの結露ともいよいよお別れの日が近いかもしれません。


一条工務店もエアロゲルの技術開発を是非ともして欲しいものです。


省エネで心がけるポイント

一条の家に暮らしてあと2日で丁度3年になります。

この3年間に支払った電気代は総額170305円でした。年間6万弱です。

一人暮らしのマンション時代より3倍広いのに、電気代は変わらず快適性は圧倒的に今の方が快適で有難い限りです。


一条の超断熱性能と寝不足になりながら調べた先輩ブロガーの情報で軒や日射取得を配慮した結果、パッシブデザインになっており他のご家庭より更に省エネになっているかと思います。


自分が入居以来、消費電力の無駄が発生しやすいポイントを分析し、効果のある手法をご紹介したいと思います。


1.エコキュート

湯沸かしは当然夜間にして下さい。

電気は、熱を作る事に大量のエネルギーを消費します。

エコキュートで沸かす湯量、そして使用するお湯の温度が電気代に大きく影響します。

これから冬にかけて水が冷えていて外気も冷えます。

我が家はお風呂で使うお湯も夏より熱めで沢山使います。なのでエコキュートでお湯を沸かすのに必要なエネルギーは我が家の場合、夏場の3倍〜10倍多いです。

まず、エコキュートのお湯の設定温度

入居した時は毎日50℃のお湯を使う設定で沸かしてました。一条先輩オーナーからつけおき洗いでもしない限り42℃以上は普段使わないから設定温度を42℃まで下げた方が良いとアドバイスを受けて真冬時のみ42℃、夏場は39℃まで下げています。

つけおき洗い用のお湯はポットで作ってます。

あと、お湯の量ですがエコキュートの設定で各自無駄なお湯を沸かさないように設定を見直してみて下さい。我が家は、お風呂にお湯を張る時とシャワーのみの時とある為、その辺りを配慮しています。


2.床暖房の不凍液の充填

これから床暖房を稼働しますが、必ず不凍液の量をチェックします。不凍液が減った状態で床暖房を使うと物凄い電力を消費し、部屋も温まり難くなります。毎シーズン使い初めに不凍液の残量を確認し補充してから使いましょう。


3.床暖房の使用エリア

吹き抜けがあるご家庭や玄関から階段まで仕切りがない間取りの場合は、全館床暖房を使った方が良いですが、そうでない場合は生活する上で長時間いる場所やお風呂場を重点的に使用して、使わない子供部屋は床暖房は使わない。

この方法は個人的に凄い省エネになっていると思います。

リビング、ダイニング、キッチンは夜間から朝方まで26℃設定

お風呂場、洗面所は30℃設定です。

真冬でも晴天であれば床暖房をオフにしています。外気温0℃から5℃程度でも日射熱だけで日中は23℃前後までキッチン、ダイニング、リビングが温まります。

と言いますか、ほっとくと24℃以上で暑くなりすぎるので、途中で家の中の空気を循環させて23℃前後にしています。

曇りや雪が続くと北側の床暖房入れない子供部屋は1番冷えた時で14℃とかになる日もありました。

こういった時に使用しているエリアのみ床暖房を26℃設定で使い続けてます。


3.夏場の日射遮蔽

シェードや庇や軒で昼間は極力直射日光を室内に入れないようにしています。

エアコンの室外機は直射日光で熱くならないよう配慮しています。


4.盲点!Bluetoothの設定

オーディオが好きでスマホの曲をBluetoothで送りアンプで流す事もしていました。

いつでもスマホをリモコン代わりにしてオンオフ操作して使用していましたが常にBluetoothで送受信できる設定は想像以上に電気を消費していました。

月に1500円〜2000円も電気代がかかっておりアンプも熱くなっておりアンプの寿命を縮めそうなのでやめました。身近な家電でBluetooth接続させる家電があれば触って熱を持ってないか確認してみて下さい。熱いと思ったらその家電は相当電気を消費しています。そのまま使うか検討する事をお勧めします。


5.その他

湯沸かしポットの保温状態

炊飯器の保温状態

は極力使用しないようにしています。

湯沸かしは使用する時に必要な量を沸かしてすぐに使い切ってしまう。

炊飯器もお米が炊けたら熱いうちにラップしてしまう。冷凍して必要な分を冷蔵庫で解凍しておき、レンチンする。

この辺りも面倒ですが効果は多少あるかと思います。妻は全然できてませんが…

ヘアアイロンとか温めたまま放置している事もあります。最悪です…

照明はLEDですし、こまめに消すなど微々たる違いしかないので意識したことはありません。つけっぱです。

テレビも有機ELテレビで無ければ消費電力も我が家は無視です。つけっぱなしです。

って言うか、妻がズボラでテレビ大好き人間なのでつけっぱなしです。


以上が、個人的にですが暮らしてみて効果的な省エネポイントになります。

新素材でガラスを生産!

その素材とはズバり

木材でできた透明なガラス!

です!


バルサ木材を漂白して透明化、ポリビニルアルコールという樹脂を浸透させて作るようです。

断熱性能がガラスの5倍優れていて、耐久性もガラスをはるかに上回るようです。

しかも、軽い!

そして、耐衝撃耐久もガラスの様に粉々にならず裂けるかへこむ感じになる為、台風で瓦がぶつかるなど、窃盗目的の侵入等、防御力高めです。


量産化し易く、製造にかかる二酸化炭素排出量もガラスより圧倒的に少なく、製造装置も従来のガラス製造装置で良いという、凄すぎる素材らしい。


こんな素材がガラスの代わりとして量産化されたらガラス業界は一変する予感がします。

ガソリン車が電気自動車になるように、中長期的に激変する業界となりそうです。


一条はどうするのか!


今後が気になりますね



本日は以上です。

ここまで読んで頂きありがとうございました。